市川南高校吹奏楽部
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目次   千葉県立市川南高校 緑川裕先生とブラバンの仲間たち 活動の記録-E     

BGM 「Spirited Away」


満足の
銅賞


東日本学校吹奏楽大会 (2012,10,13
 青森県八戸市・公会堂)






1年生 と 楽譜




なぜ満足のなのか




市南吹部は、大会前日に、岩手県安比高原で丸一日練習して、

当日に、バスで1時間半の青森県八戸市の会場に向かいました。

安比高原は「ゲリラ雷雨」で知られたところ。

雷の落ちたのは大会の朝、7時半からの仕上げの練習を始めようとした時、

叱声の稲妻が走りました。

原因は「気の緩み」。

舞台用の靴を忘れた生徒がいたのです。

普通ならリーダーが予備の靴を準備しておくものですが、それも忘れて。

練習開始は大きく遅れました。




この大切な時間を、この失われた時間をどうしてくれるのだ。

これは演奏以前の問題だ。

1人の忘れ物で、全員がストップするんだ。

ここへ来るまでには、色々な人にお世話になっているのを忘れたか。

それが、クツひとつで、無茶苦茶になってしまうのだ。

もちろんクツを忘れた本人が悪い。

それに気付かなかったり、確認を忘れた周りの者もアホだ。


詰めが甘い。

それが演奏に出てくるんだ。

ど素人集団だから・・・。


今からきっちり建て直していこう。

私を信じて欲しい。



市川南高校の演奏曲は「Spirited Away <千と千尋の神隠し>」。

ここ半年間、
この7分の曲を、何回繰り返し練習したことだろう。


結果は銅賞でした。

みんなはショックを受けたようでした。

が、会場の外で、緑川先生の顔を見ると、

素直に受け入れる気持ちになって、スッキリした表情に。


それは、涙を浮かべて指揮してくれた先生の姿に打たれたからでした。

後で先生から聞きました。「初めて、指揮しながら泣いちゃいました」

そこに、部員30人全員が全国大会で演奏できた感動が、重なりました。

あれよあれよと、まさかの東日本学校吹奏楽大会(事実上の全国大会)・八戸市へ。

こんなシナリオを誰が考えたのか。

八百万(やおよろず)の神様か。

学校へ帰っても、「銅で残念」と言う人はいなかったそうです。


「音楽的にはどうだったのですか」

「東関東の演奏は、技術的には最高でした。

八戸の演奏は、音楽表現で進歩が見られました。

メンバーの半分が1年生なのに、あそこまでやれた。

みんな、よく私に付いてきてくれました。誇りに思います」


東関東大会で、市川南高は、「まさかの一等賞」でした。得点としては一点違いで、千葉県の柏南高と茨城県の水戸女子高。
その3校が代表として東日本学校吹奏楽大会に推薦されました。

八戸での「東日本」では、水戸女子高と柏南高は金賞。水戸女子高のホームページを見ると水戸女子は最高得点だったと報告してありました。



父来たる



父は言った 「感動した」


父の言葉に娘は感動した


思えば遙々来たもんだ 八戸


八戸市公会堂前の両顧問。

集団就職で上野駅に着いた引率の先生みたいな顔をしています。

左、田口先生はブラバン活動で必ず付けるト音記号のブローチを襟に。





八戸市公会堂前の卒業生。

上野駅からふるさとへ、成人式のために帰った娘さんですか。

いいえ。この3人こそ、吹部再興原動力・「三本の矢」です。

「イチナン・スイブのジャンヌ・ダルクさん」 「ウイ





ユキエちゃん。
あの時ボクが言ったこと当たってるやろ。
何のことか分かりませんと君は言ったけど。




八戸市公会堂前の2年生。

卒業生の3人を見つけ、キャッ、キャッ、動物園のように騒ぎます。

この、底抜けの賑やかさが、今年の活力源です。




青春の勲章


10月13日、午後1時前、会場の八戸市公会堂に着いたメンバーに最初に渡されたのがこの参加章。これは演奏する生徒にだけ与えられるものです。


ここより下位の大会では、小さなリボンを肩につるしていたと思います。それは分別のリボンですが、これなら栄誉の勲章です。

本当言うと、この参加章をちょっと凝ったバッチにするとか、考えられないものでしょうか。デザインも考えて、裏には参加した年を刻んで、表は意匠を凝って。

このビニール製は一考の余地有りです。
一番の理由はこれは50年後も、劣化しないで残るか、ということです。
子や孫に見せられないじゃないですか。

参考に言いますと、私は中学3年担任の先生が、クラスの記念に作ってくれた七宝焼きのバッチを、半世紀以上過ぎた今も大切に持っています。美術の先生でした。

もう一つ大きな疑問があります。

出場した生徒の名前がプログラムにありません。
なぜ掲載しなかったのでしょうか。
関係者の方が読んでおられたら、名前はぜひ載せてあげてほしい。頼みます。




顧問の田口美幸先生は、襟に、ト音記号をデザインしたブローチ。
キラキラしていました。高価でしょうね。

そこまでのアクセサリーでなくても、何か晴れやかな会で付けられる小さなバッチようなものを、参加生徒さんに贈ってあげたいですね。



ところで、緑川裕先生の場合はどうか。

実は数年前までは、指揮服の内側に「あるもの」を付けていました。
教え子達に守られて、今、私はこの場に立つことが出来る。その気持ちのしるしを。

今年はどうだったか。多分、「八百万の神さま。どうぞお守り下さい。生徒の皆さん、私を信じてください」という言葉をお守りにしていたと思います。

この言葉を生徒の前で唱えていましたが、皆さん覚えていますか。





緑川裕 教師冥利

教師冥利 を辞書で引くと こう書いてありました

「いい生徒を持ったりして、教師になった幸せをしみじみ味わうこと」



晴れの舞台が別れの日


成績発表が終わり、「ちょっぴり残念、でも満足」。これは全員共有した気持ちでした。

表面上はあっけらかんとする娘達のなかに、一人だけ、パーカッションの蛭田君は目頭を押さえたままでした。
誰の慰めも効果はなかったように見えました。

「バンドを引っ張って行けるようなドラマーになる」と誓ったのに、銅賞だったからか。

そんな次元の涙ではありませんでした。



その訳を帰りのバスの中で聞きました。

涙の訳はこうです。

今年のパーカスは、トランペットやフルートをやりたくて入学してきた生徒。

蛭田君以外は、いわば配転組。

全員、「千と千尋」の曲のためにパーカスを助けてくれた1年生たち。

明日からみんなと別れて、また一人になってしまう。

その別れが悲しかったのです。

この気持ち。彼女以外には分かるまい。




レイナ君のこと




もっとつらい経験をしたのは、フルートの安藤鈴菜(レイナ)君でした。

彼女の話をします。

夏休みまで部員は31人いました。

ところがB部門は30人までという規約で、1年生の安藤君は出場メンバーに入れてもらえませんでした。

たった一人残されて、悲しくて、悲しくて、ブラバンをやめようかと悩みました。



緑川先生は彼女の気持ちがじゅうぶん分かっていて、去年のように「管楽合奏コンテスト」に応募を決めました。

管楽合奏は35人までという規約。そこで彼女を救おうと考えていました。



夏休み中に、どうしてもブラバンを続けられない生徒が出て、安藤君に出番が回ってきました。

「うれしかったです」

その時の気持ちを違う言い方ではどうなりますか、と私は聞き直しました。

「うれしくて、うれしくて、ただただうれしかったです」

やめた生徒はホルン。吹く真似(ダミー)をしていればいいと言われましたが、夏休みが終わってから、パーカッションのメンバーになりました。

初めてのパーカッション。

たった、ひと月半のけい古で、安藤君は立派に役割を果たしました。

こんな風に、市南吹部30人が、正真正銘の全員野球で頑張り抜いたのです。



安藤鈴菜君は、中学校でフルート。ピアノは小さい頃からやっていました。

これからは、パーカッションもやりたいと言っています。

可愛い目をくりくりさせながら、シンバルやビブラフォン、あるときはフルートを。

やめないで良かったね。「スーパープレーヤー・レイナ」




蛭田隊長(中央)と、別れの敬礼。

各隊員の元のパートはトランペット、フルート、一人置いて、トランペット、フルート (左から)




これが15歳の顔(1年生)



初めての全国大会に感激して



帰りのバスで ぐっすりと 


引率メンバー



二人からの差し入れ お菓子袋 



室井歩美さん、岡本美咲さん。二人は市立柏高校でフルート吹いてました。


千葉県で一番元気な校長 3景



「校長先生 リンゴ ありがとうございました」





市川南高の先生、8人も、八戸へ。


女子が騒ぐ理由


八戸市公会堂前の先生。

部長の笑美ちゃん、中央の若い先生に何かされました。興奮しています。

下は、市南の青年教師。
左の先生に、蛭田君が「部活・お勉強会」で数学を教えてもらいました。





後ろの生徒の視線から想像するに、若い先生がもっといるんだ。


人間探求・「あすか」


若菜あすかさん・3年生=右端


空気を激しく震わせるサウンド。突き放すような目力。

彼女のトロンボーン・ソロは強烈です。

ほのかに漂う色香に、私
酔う。


緑川先生曰く 3人は「鉄壁のトロンボーン」

写真左は 稲村美穂君  中央は 速水温生君














<img
YOU TUBE より 抜粋





さあ学校へ帰ろう =10月14日







マリリン・モンローは いるか



 


この報告を開始した10月14日には 250のアクセスがありました


この後 にまとめたいと思います 今年中にはなんとか





おおきたひろし






ブラスの
 =2012-10-08



東日本学校吹奏楽大会(10月14日 八戸市公会堂)、出発を前に、顧問・緑川先生に聞きました。

この大会は、高校B部門(30人編成)の最も権威のあるもので、事実上の全国大会に位置付けられています。



市南吹部が、東関東大会から東日本学校吹奏楽大会に推薦されたのは、9月15日。
市川南高の点数は90、県立柏南高、水戸女子高は、ともに89点。
三校ともほぼ同じ評価で最上位大会に進んだことになります。

去年の東関東大会では、市川南は新参者だし、「銀」で大満足。

今年は、みんな口には出しませんでしたが、「金」が欲しい。とは思いつつも、気分良く演奏できたらいい。下手でも一生懸命やって・・・。
ですから東関東の演奏を終え時、やり切ったという感動で、涙を流しました。
成績発表で、「まさかの東日本」を聞いたときよりも、演奏を終えたときの満足感の方が正直なところ、上でした。




私は4年前に、初任で市川南高へ来たのですが、市立柏高校で吹奏楽指導の経験がありました。それでコンクールへの自信はありました。

その自信がいけなかったのです。

1年目、2年目は、コンクール、コンクールした曲を選びました。
特に2年目は「金」はいけると思っていました。結果は「銀」に終わりました。
その時の部長・T君は、賞状をくしゃくしゃに握りしめ、涙を流して、「先生、すみません」。
彼には本当に可愛そうなことをしました。謝るべきはこちらのほうです。

その後、部員が9人にまで減り、演奏自体がとっても困難な状況になってしまいました。

ある日生徒の言葉で、はっとしました。
「先生、9人のブラバンっておもしろいですね。人数ってあんまり関係ないみたい。自分たちひとりひとりがしっかり演奏すればどうにでもなりますね」
その言葉に励まされました。

「9人しかではなく9人もいるんだ!」



地元紙の「市川よみうり」に掲載して頂きましたが、
「2年前の危機的状況から躍進」。全くその通りでした。




3年目(去年)の演奏は、自分たちが納得し、お客さんも受け止めてくれる曲を。

それが 「All Around the World (世界中のすべて)」。

県大会の本選通過で、みんなで狂喜乱舞。

東関東で、満足の「銀」。

続いて、初めて挑戦した「日本管楽合奏全国大会」で予選通過。
その知らせに、部員は「管楽合奏」が何のことか分からず、ポカンとしていました。



今年は、「Spirited Away <千と千尋の神隠し>より」を。

映画のテーマ曲(久石 譲さん作曲)を、森田一浩さんが、吹奏楽用に編曲したものです。
演奏は難しいのですが、純粋にいい曲です。私は好きです。生徒に合っています。それで選びました。



今年のブラバンの雰囲気は、去年に続き、すごい。

「あっ、来た、来た」

生徒たちは、はじめは自分たちが吹くのに精一杯のことが多いのですが、練習を重ねると、楽音が指揮棒にまとわりついてくるようになります。

去年は夏頃から。「あっ、来た、来た」。
どちらかというと、今年の方が早く来て、東関東大会に向けて盛り上がりました。

それが、東関東で力を出し切って、涙だったのです。

私は、3年生の学級担任の仕事があって、ここひと月は吹奏楽部のことはあまりやっていません。
なのに部員たちは、やるべき事が見えて来て、どんどん自分からやってくれるのです。

一週間前の10月6日には、高梨裕久さんにお世話になって、色々な悪い癖が取れたので、今は、9月15日の東関東大会のレベルまで音が帰って来ています。



30人の部員と顧問の田口先生と私。

毎日一体感の中で過ごしています。










フィナーレを飾る1年生・平光冴丞君




30年後 我が子に伝えよブラバンの全国大会にあたしゃ出たんよ




ブラスの
=2012-10-08



















3年生のみなさん 磨かれてきましたね。何が。ハート。  

晴れの舞台を前に、3年生の魅力を引き出そうと考えました。

ポイントは、人間として、女として・・・。

本来ならば、高校生として、という一項目がありますが。

東日本吹奏楽大会出場で、自然とにじみ出ていますので・・・。






高校演劇見てきたよ地区大会で落ちた芝居に「グッ」ときたここをクリッく




輝いて 3景=2012-10-06



大会まで一週間、今日は特別な「ドクター」が来校。
吹奏楽指導のスペシャリスト・高梨裕久さんです。=写真右

私がドクターと呼ぶ理由は、高梨さんに「千と千尋の演奏」を、セカンド・オピニオン診断してもらったからです。7分間の曲を4時間かけて演奏技術の分析、治療をして頂きました。

「音が帰って来た」。緑川先生は、色々な悪い癖が取れたと言っていました。

治療は生徒だけでなく、緑川先生も指揮の治療を受けました。

ご覧のように、ミドリさん苦闘しています。生徒たちは何も言いませんでしたが、これで先生と生徒の距離が一段と近づいたことでしょう。


ところで高梨さんは、市柏で緑川先生の2年下。

「緑川さんは、センター・トランペット。輝く存在で近寄りがたい先輩でした」

ドクター・高梨は、ブラバン部長を経験。同期に日本を代表する打楽器奏者の野上孟さんがおられます。




地元紙「市川よみうり」に、市南吹部の快挙が掲載されました。

写真前列の生徒たちは「べっぴんに写っている」と大騒ぎしていました。

クリスマスコンサートの前に、再度載せてもらえれば、美女力で会場満員確実です。

記事中に3年生、田中里佳さんのコメントがありまして、

「昼食や差し入れを食べるときは、みんな動物園のように騒ぐ」

彼女は、中学で普門館出場を経験、高校でも東日本という最高峰の舞台に立ちます。

あのー。里佳さんの場合は自称ではなく、誰もが認める「
べっぴん」。

市南宣隊ブラバンジャーでは、悪の黒幕 ブラビット。





玄関校舎に掲げられた栄光の垂れ幕。

10月11日 吹奏部員30人はこの幕の下から八戸市に向け出発します。

市川南高校の校訓「己に克つ」を象徴する光景になるでしょう。


「グンカン・マーチ」が流れ、校長先生はじめ全校のバンザイに送られて・・・。

となったら、これこそ「千葉一元気な高校」の姿ナノダ。\(^o^)/



「ここはパチンコ屋では、ない (`_´)」。シッツレイしました (^∧^)。









「緑川裕先生」初志不動

緑川先生がトランペットで活躍した市立柏高校の吹奏楽部には、独特の部活方針があります。
1年生と2年生はマーチング、3年生になって「吹奏楽コンクール組」と「管楽合奏組」に分かれ、演奏に集中します。


先生は東邦音大卒業後、母校市柏の顧問になり、2年目の2007年にマーチングを担当します。

マーチングが初めての1年生を、如何にして歩きながら演奏させるか。
練習にはいつも先生がいて、経験者の2年生が指導します。

その甲斐あって、未経験の1年生が、5ヵ月後に、全国大会で「金」という大変な経験をしたのです。

演奏のみならずマーチングもトップレベルの市立柏高校吹奏楽部が、音楽を重視したマーチングの美しさを目指す今の姿は2007年に始まりました。
その年のミドリ先生と生徒、汗とほこりまみれの軌跡「金賞への道」(下の写真をクリックで跳びます)をご覧下さい。


女の子に抱きつかれて ヒエー (クリック)

男同士はガッチリと (クリック)

当時の市柏マーチング最大の難問は、南関東大会を突破することでした。
その訳を説明しますと、1位通過の習志野高校は1年から3年まで全学年で編成
。それに対して市立柏高校は2年生以下で編成。どうしても不利ですが、それが市立柏高校の「誇るべき部活方式」です。

千葉、栃木、神奈川、茨城の4県8校からから全国大会に進めるのは上位2校。市立柏高校は
危ういところを2位で滑り込みセーフでした。

緑川先生は拳を握りしめ「やった」。感激のあまり生徒に抱きついて、エンエンと泣きました。
その一部始終を、私は目撃しました。「金賞への道」のラストにあります。



南関東大会突破の喜びは、今年の市南吹部と同じですね。

最近の市南吹部みなさんの姿は、私には5年前の市柏マーチング・チームと緑川先生の姿にダブって見えてしまいます。







マーチングのカラーガード(旗で演技する役)は、普通は女子ですが、市柏ブラバンに、ついに男子が登場しました・・・2009年04月05日

彼は元々はトランペット。マーチングではシンバル、そしてカラーガードに。大いに活躍し、イチカシへは今でも指導に行っているようですよ。

市南吹部の皆さんも、演奏会などでお世話になっています。




「市柏と市南の大きな違い。それは舞台での立ち姿です。市柏はマーチングで鍛えているから、きびきびと美しいのです」


 


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東日本学校吹奏楽大会」って何だブラバンの頂点らしいぞマジかよ


市南吹部が「東日本学校吹奏楽大会」へ行くんだって。何なの、それ?

頂点なんだよ。小編成ブラバンの。

「東日本」だから、「西日本大会」もあるのじゃないの。その上は何と言うの。


そうじゃないんだ。

「東日本学校吹奏楽大会」が、B部門(小編成30人以内)の頂点なんじゃ。

なぜなら「西日本学校吹奏楽大会」は存在しないから。

緑川先生に聞きました。


「千葉県吹奏楽楽コンクール」高校の部には、全日本大会につながる部門(大編成50人以内)、東日本大会につながるB部門(小編成30人以内)、そしてC部門とジュニア部門があります。

C部門は、とBに出場しない高校が対象で、吹奏楽を楽しむ学校が多く、県大会のみ。上位大会はありません。

ジュニア部門は、部員の多い学校でA部門に出られないメンバーが対象です。ジュニア部門があるのは千葉県だけで、発表する機会を多くの生徒に与えたい。その気持ちの現れではないでしょうか。

今年はA部門に45、B部門に69、C部門に28、ジュニア部門に10の高校が参加しました。
少子化の影響でしょうか、千葉県の場合A部門よりB部門の方が多いのです。



さて「千葉県吹奏楽楽コンクール」の上位には「東関東吹奏楽コンクール」があって、栃木、茨城、千葉、神奈川の4県のA部門とB部門の代表が競います。

日本テレビ「笑ってコラえて」で有名になった市立柏高(緑川先生の出身校)や習志野高が参加しているA部門では、「東関東」を突破すると「全日本吹奏楽コンクール全国大会」で、「聖地・普門館」とか「吹奏楽の甲子園」と呼ばれています。
歴史は古く、1940年に始まり、今年で60回目です。

今は東京・普門館(収容5000人)ではなくて「名古屋国際会議場」(収容3000人)で開催されています。




「東日本学校吹奏楽大会」
市川南高吹奏楽部が参加しているB部門(小編成30人以内)は、県大会の予選から本選へと進み、「東関東吹奏楽コンクール」へ。
その上が「東日本学校吹奏楽大会」です。
これは北海道、東北、東関東、西関東、東京、北陸の各吹奏楽連盟の代表18校による最上位大会で、2001年に始まりました。

今年は東北吹奏楽連盟の主管で、10月13日に、青森県八戸市の八戸市公会堂で開かれます。

「東」があるなら「西」は? 誰もが気付く疑問ですが・・・。
「西日本学校吹奏楽大会」なるものは、ありません。なぜか。ないものはないのです。
東日本のブラバン生は幸せです。



市川南高校は、千葉県B部門69校の中か ら本選の14校に選ばれ、8月7日の本選大会では、県立柏南高、県立土気高に続く3番で「東関東」へ。

9月15日の「よこすか芸術劇場・東関東吹奏楽コンクール」が特に難関で、34校の中から上に行けるのはたったの3校。
千葉県立市川南高は、トップの成績で、千葉県立柏南高、茨城県立水戸女子高と共に「東日本学校吹奏楽大会」へ推薦されました。

詳しく説明しますと、高校のB部門参加校は栃木28、茨城56、千葉69、神奈川93で、全部で246校。
市南吹部はその中でピカピカの一等賞なんですよ。

去年はこの時点で千葉県勢は全滅。今年は「市南」と「柏南」と千葉県から2校も。とんでもないことです。
市南吹部は2度目の挑戦で、夢が叶いました。ホントに、ホントに、とんでもないことなのです。





緑川先生は今の心境をこんな風に話してくれました。

「私の指揮棒にみんなの音がまとわりついてくれます。あっキタ、キテる、と手応えを感じます。うれしいです」

 




千葉県大会成績発表
     




「東関東」に「東日本」。初めての人には分かりにくい言葉です。


........................................................
 




いい顔になってきたね 1年生諸君 =2012-09-22


君は中学でフルート 高校でオーボエ そして今はパーカッション 踏ん張っている




このコマはロールオーバー・イメージです
写真にマウスを乗せて下さい クリックしてはいけません


彼女の譜面に「ロールケーキ」と書いてありました。
「どんな奏法なんですか?」
「奏法ではありません。ここは繰り返し練習するという意味です」





写真にマウスを乗せて下さい



写真にマウスを乗せて下さい


以下の写真は変化しません























東関東大会(よこすか芸術劇場)の舞台を見て驚いたことは、1年生の顔立ちが変わって来ていることでした。

きりっとしています。たくましいのです。

「たった半年で、哲学する風貌に・・・」

まだ16歳ですよ。

お父さん、お母さん。これが部活の力です。





これが10月に八戸で開かれる「東日本学校吹奏楽大会」への出場認定書です

あなたがたは、極めて優れた演奏を発表されましたので、と書いてあります
 
これは珠玉の7分間を響かせた市南吹部員 一人一人に贈られた招待状です







市南吹部30人波涛を越えて
力試さん いざ東日本大会へ



「第12回東日本学校吹奏楽大会」に東関東支部代表で出場
  
平成24年10月13日(土)青森県八戸市公会堂





おい「東日本学校吹奏楽大会」って何だブラバンの頂点らしいぞマジかよ



緑川裕先生と石田修一先生の指揮姿 最後に追加しました  跳ぶ(クリック)

第2報 

東関東吹奏楽コンクール=2012-09-15


演奏を終えて 部長の豊島君(右端)は目を赤くうるませていた


「あっ いるいる」と反射的にピース


わたしにチューをしてくれているのだ


どうやら そうでもないらしい 2年生のワルたち
優香くん この子たちに敬老の精神を教えてやって



なぜか緑川さんだけ元気 まわりはグンナリ



「市南宣隊ブラバンジャー」のポーズ 私を見つめる目 そんなことがあっていいのか



この時点で、「代表に選ばれる」と信じている人はいたのかな?




「千葉県で一番元気な高校」の物語



仁義禮智信

心に「ブラバン旗」を
「一層奮励努力せよ」
     



市南吹部は、現在部員30人。高校B部門の制限人数は30。部活の意味から考えて、全員出演の今回の出場は理想的で、またとないチャンスでした。

この大会の数日前に、私は生徒の様子を聞いていました。
「みんなキテマス」、中々いい線行っているという返事。

顧問の緑川先生にとって、こういう時の「頑張れと励ます」気持ちは、「Z旗あげて」と似ているのではないでしょうか。

それは日本海海戦での東郷司令長官と乗組員との信頼関係と同じものを、私が市南吹部に感じたからです。一世紀も昔の話との例えですが。

旗と
旗艦・三笠
=横須賀市で


この「Z旗」は日露戦争の日本海海戦(1905年)で、東郷平八郎司令長官が旗艦・三笠に掲げた「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ」の信号旗で有名です。

この時代に生まれたのが「軍艦行進曲」。これは純日本製で緑川先生が大好きな曲です。昨年、ホーム「ホワイト市川」で演奏したら、長老の皆さんが涙流して聞いていましたね。



「旗艦・三笠」が保存されている三笠公園の近くにある「よこすか芸術劇場」で開かれた東関東吹奏楽コンクール。東関東4県の代表34校の中から、上位大会に進む3校が決まります。

市南吹部は、昨年、一時廃部寸前まで落ち込み、半年で再起。初めて県代表となり東関東大会では「銀賞」を受賞。当時の教頭・川口先生は、「あれよあれよとすばらしい活動」と絶賛しました。
そうだ、あの時も「Z旗あげて」だったですね。

今年はどうなったか。

市川南高校吹奏楽部は、「Spirited Away <千と千尋の神隠し>より」の演奏で、東関東大会B部門の金賞受賞。
その上、東日本学校吹奏楽大会にトップの成績で推薦されたのです。

10月13日に八戸市で開かれる「東日本学校吹奏楽大会」は、小編成ブラバン(30人以内)の頂点となる舞台です。市立柏高や習志野高など大編成(55人以内)における「普門館」(今は名古屋国際会議場)に相当します。


私は発表の場にいませんでしたが、緑川先生、田口先生、生徒たちが涙を流して「狂喜乱舞」する姿が目に浮かびます。

「トップで通過するとは、まさか、まさか」。部活応援団長の大嶋校長先生始め市川南の先生方やPTAの皆さん、市南吹部の名を知っている人はみんな、耳を疑ったことでしょう。こういうのを「青天のへきれき」、いや「破竹の勢い」ですかね。

しつこく例えますが、極東の小国・日本の艦隊が、世界最強のロシア・バルチック艦隊を破って、「ニッポン、ここにあり」と世界中に認めさせた力と、イメージとしてよく似ていませんか。
この時は、日本中ちょうちん行列で大騒ぎでした。・・・あの、これ、正確には107年前の出来事です。

話が飛躍しすぎました。現実に戻します。



たった7分間の演奏のために、どこの学校でも、先生や生徒達は練習に練習を重ねていたはずです。
ですから、私には演奏の優劣は付けられない。みんなすばらしく響きました。

市南吹部の皆さんは、毎日、緊張の糸が切れるまで練習をします。
ひいき目ながら、舞台裏の様子を紹介しますと・・・・。




市南のパーカッションは2年生の蛭田君ただ一人。そういうこともあってか、今年の目標に「バンドを引っぱって行けるようなドラマーになる」と書きました。

その上新入生にパーカッション希望者は一人もいなかった。彼女が指導して、素人の1年生を半年で仕込んだのです。というか彼女の姿に1年生がついて行ったという感じ。普段は無口ですが粘り強い。緑川先生も同感です。

コントラバスの1年生・稲葉君は、中学でトランペット。
習い始めた頃は見事に不器用でした。それが本番では「ボン。ボン」と重低音で音楽を引き締めていました。
「客席で君の音を聴いた。立派に役割を果たしていた。良かったよ」

部長の豊島君はクラリネット。立派なコンサート・マスターです。
みんなの先頭で、スッと背筋を伸ばして入場しました。
彼女の統率力はすばらしく、存在するだけで場の空気を引き締めます。そんな魔力のようなものがあります。
今日は珍しく、演奏が終わると目を真っ赤にしていました。
ひょっとしたら、この日のために高校生活のすべてを懸けてきたのかも。
彼女には特別に「ウルウル大賞」を。


何でそんなことが分かるのかというと、双眼鏡で演奏する表情を観察していましたから。私の双眼鏡は暗いところもよく見えます。

自分流に評価しますと、後半に入って、鉄琴のメロディーだけが流れる時の、演奏しないみんなの表情に、もうひとつの音楽を感じました。

このシーンは映像的にすばらしい。言葉で表現すると、静かな感動。


舞台が終わって、緑川先生に聞きました。

「私はどの学校の演奏が優れているとは評価できません。先生から見て、市南吹部の演奏はどうだったのですか」

「市南は、やりきったと思います。評価は審査員の役割なので、何とも言えません」


その会話の5時間後、市川南高校に「金」。そして「代表認定」発表。

こんなどえらいことになるとは夢にも思わない皆さんの、ちょっと間の抜けた表情(トップの写真群)には、「分かる。分かるよ。ご苦労さん」と声をかけたくなる人間味を感じませんか。

「やり切った後に漂う不安と疲労感」

今日のことは一生忘れないと思います。


私・不良老年から贈る言葉があります。

「これからの人生のほうが長い。心にブラバン旗を掲げて一層奮励努力せよ」

これは、一時(いっとき)でも市南吹部に在籍した諸君にも贈りたい。当然です。



もしも、もしもですよ。東日本吹奏楽大会で「金」とったらどうなるの?

ありうるでー。「ヤマハ賞」もありますしー。


いかん。いかん。そんなこと考えたらいかん。なぜか? 

代表になろうなんて考えないで演奏した。結果として代表になっただけのこと。





指揮者・緑川裕さんの話では、恩師の石田修一先生(市立柏高・顧問)から、「いい演奏だった」とお褒めの言葉を頂いたという。

それとともに、「指揮する姿が自分とそっくり。それだけは似なくてよろしい」と、言われたとか・・・。














さて、この日のもう一つの目的。それは、横須賀に残されている戦艦、日露戦争で活躍した「三笠」を見ることでした。

市南吹部の演奏を聴いてから向かいました。 三笠は明治の人を思わせる頑強な鉄の塊でした。

写真の左端、人が沢山写っているところが、東郷平八郎司令長官が指揮した三笠の艦橋です。

今日は市南吹部の演奏、そして戦艦・三笠。ともに、私にとって「たましいの塊」を見届けることが出来て、忘れられない日となりました。

これで、2012年09月15日の報告を終わります。






 

「千葉県で一番元気な高校」 第1報

市南吹部 東関東の代表に

本当です。

緑川先生から、夜7時前に連絡がありました。


見よ 東関東吹奏楽連盟(クリック)の審査発表サイト


市川南高校吹奏楽部は、10月13日(土)八戸市公会堂にて行われる「第12回東日本学校吹奏楽大会(クリック)」に、東関東支部代表として 出場します。

これはすごいことなんです。ビッグバンドには、全国大会(いわゆる普門館)がありますが、30人以下の小編成にはこれ以上の大会は存在しません---小編成吹奏楽にとって頂点の大会です。

最近はこのB部門の学校が増えてきています。今回代表として出場する学校は東関東4県の代表34校の中から、たったの3校ですからね。出たくても、そうは出られるものではありません。

市南吹部のみんなにとって、「夢のまた夢」だったでしょう。
おめでとうございます。
今夜寝る前に、必ずほっぺをつねりなさい。



吹奏楽連盟の情報公開速度は、さすが、速いですね。
このサイトを見に来て下さる方が、どんどん増えてきています








市南吹部よ君らは幸せ
多くの人々に聞いてもらえる機会が また与えられたのだ


第18回東関東吹奏楽コンクール  神奈川会場 (よこすか芸術劇場)
平成24年9月15日(土)高校Bに出場----市川南高の演奏は前半10番目





市川南吹奏楽部&緑川先生の大ファンです!!!

これからも素敵な演奏に期待しています


これは昨年の演奏「世界中のすべて」に寄せられた言葉(クリック)

 



やった!!!

市南吹部 快進撃
千葉県吹奏楽コンクール高校B部門
本選(8月7日)で県代表に選出される

成績発表のサイト(本選出場14校)


東関東吹奏楽連盟


東関東大会についてはここを見て下さい




栄光の道程

県大会予選は7月30日

成績は 金賞 でした

ブラバンを引っ張るブラバンを引っ張るドラマーの顔守護神ドラマーの顔

7月31日夜 緑川先生から連絡あり
「抜けました」
「本選出場校に選ばれた金賞」の意味です

金賞でも上に行けない悲しい金賞あり
それを「ダメ金」と言う ひどい言葉

ダメ金に励ましはなく「ため息の賞」
口には出さないが 誰でも知っている


8月7日(火)

第54回 千葉県吹奏楽コンクール 高等学校B部門本選出場

県代表として東関東出場校に選ばれる


市川南高のHPには校長先生の喜び速報が こんなこと珍しい


これは去年の垂れ幕


さて「東関東大会」とは

栃木 茨城 千葉 神奈川 の代表35校が競います

その上に進むのは厳しく、

たったの3校が「東日本学校吹奏楽大会」(これが「普門館」に当たります)

その上はありません


去年の市南吹部は「東関東大会」で銀賞でした

もしも、もし今年「金賞」になったとしても

上に行ける「金賞」と「ダメ金」があります

あーあ 大変だ

ひとつ参考になることを教えましょう
池上彰さんの「アジアと仏教」にこんなことが書かれていました。

「千と千尋の神隠し」は神道の世界

主人公の千尋が働くことになった湯屋は、神道の八百万の神が疲れを癒やしに来るところで、様々な姿をした神様がやってきます。神道では「みそぎ」といって、汚れをきれいにすることを重要視しますが、この映画でもそのことを示す場面があります。他にも神道からヒントを得たと思われる場面があります。
この映画は世界各国で上映され、海外でも高く評価されました。神道の世界が海外に紹介されたといえるでしょう。


自分はなぜこの曲を演奏するのか、を考えてください。

「神道の世界」を想像して演奏するのです。

確実に、音楽が変わってきますよ。本当です。

私は写真を撮る時いつも、なぜを考えています。

ただし、

シャッターを押すのは反射神経です。




 今年はなんかいいことありそう

「高等学校B部門の出場生徒は30人以内」

いま、市南吹部の部員は ぴったり30人

チャンス到来かも




東関東大会は9月15日 よこすか芸術劇場


昨年の場合 東関東大会で4県代表の35校が競い
3校が「東日本学校吹奏楽大会」に進みましたが
その中に千葉県代表校の名前はありませんでした

昨年の「東日本学校吹奏楽大会」で特記することは

東京都立八丈高等学校が「金賞」受賞


すごいことです

都立八丈高は全日制の生徒数211人 ブラバン部員は11人と少数精鋭の部活
なお部員は殆どが女子 男子は一人らしい



ミドリ先生と30人の仲間たち

鍛えよ磨け

「イチナン・サウンド」


「東日本学校吹奏楽大会」にも「ヤマハ賞」があるよ

田口先生たちそして大嶋応援団長もバックアップ





楽しい楽しい合宿です=2012-07-26


夕食は学校の屋上で  スカイツリーが見えて 最高!


市南吹部を応援してくれる弁当屋さんが大サービス(大変安くしていただいた)












































すごいレシーブ力 将来大物になるぞ



吹奏楽部の合宿なのに、なぜ運動するところなのか。

本来ならば、パート練習と合奏の繰り返しなのですが、様子を見ていた緑川先生は考えました。

「みんなのアタマの中はもう一杯になっている。もういくら練習してもしようがない。ここらで遊んで心に余裕を持たせたい」


その成果が、県大会の「金賞」に繋がりました。



写真にマウスをON

変顔超得意 演奏超超優秀なり


 
「活動の記録 D に続く」

            


BGMは「Spirited Away <千と千尋の神隠し>より」
けい古中のサウンド


活動の記録-E

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